休みの日。
渋谷のギターショップに行く。
ギターからノイズが出るので修理に持って行きました。
僕は楽器に無頓着です。
良い楽器とか、そうでない楽器とかわからないのかもしれない。
ショップで20万円のガットギターを試奏する。
良い音で鳴るなぁ。
でも、ガットギターってエレキギターとぜんぜん違うんだよな。
弾きこなせるのだろうか・・・
悩み中。
その後、ぶらりする事にする。
渋谷からどこまでいけるかな。
神泉を抜けていく。
神泉には氷室が二つほどある。
氷室という名前で営業している事にこだわりを感じる。
うちに帰って調べて見る。
江戸時代に玉川上水の水を氷で冷やして飲むのが流行した事があるそうだ。
江戸のナウい通りはここだったんだろうな。
その玉川上水の跡がここ。
タモリ倶楽部でここが取材されていた。
写真に写っているクリーニング屋さんのおねーさんが取材を受けてたな。
さらにぶらりしていると、数年前によく使ったスタジオの前を通る。
スタジオ帰りに食べに行った中華料理屋さん。
なかなか美味しい店だったなぁ。
大通りをぶらりしていると排気ガスが気になる。
適当に路地に入る。
都内は狭い路地が多い。
「この先は車、バイク通過できません」の看板がある。
さらに進んでいくと・・・
これは狭い。
いや、ほんとに狭い(w
ぶらりの基本は大雑把な目標で歩く事。
渋谷から・・・多摩川ぐらいには行きたいなぁぐらいの気持ちで歩き始める。
246を進めば間違いないんだけど、排気ガスも多いし、風景がつまらない。
そんなときに目標になるのはやっぱり電車の線路。
カメラを持って歩くと鉄ちゃんじゃないけど線路を入れた写真が撮りたくなる。
でも、これが意外に難しいんだよなぁ。
電車を意識しすぎるからなんだろうなぁ。
このぐらいのほうが良い感じかなぁ。
ぶらりの道順をどう決めるのか、これは意外にセンスを要求される。
大通りは行く先を間違えないという点では優れているが、面白味に欠ける。
だから、適当に選ぶ。
岐路に立ったときに、どちらに進むのか?
僕は「そそる道」を選んでいる。
そそる道とは何か?
たとえばこの道。
恐ろしいほど一直線なんです。
どうなってるんだよって思いながら進む。
一直線もそそるし、入り組んだ道もそそります。
そして、そんな街にある何気ない風景もそそる。
そそられながら多摩川を横断。
溝の口に着く手前で夜になってしまう。
前にも書いたけど、昔の人はこうやって歩いて旅をしたんだよね。
それしか方法が無かったはず。
でも、溝の口なんて、その昔は何も無い場所だろう。
こんな時間になったら危ない場所だったかもしれない。
いや、昼間だって人の通りが少ない所はそれなりの危険があっただろう。
歩きながら思う。
今の時代は自由にどこでも歩く事が出来る。
日本は特にそういう部分で優れている。
今の時代、歩かないでどうする。
歴史を見て
文化を見て
解らないなりに楽しめるじゃないか