会社で仕事の日。
仕事を定時であがって呑み会。
先月末で辞めてしまった派遣社員と、
先月から入ってきた派遣社員の歓送迎会だ。
辞めてしまった派遣社員は2年ちょっと僕の下で働いてくれた。
ほんとに僕の片腕になってくれていたのだが辞めてしまう。
不満があったのかもしれない。
不安があったのかもしれない。
辞めてしまう彼を引き止められなかったのはとてもくやしい。
でも、人には事情がある。
それはそれで受け止めるしかない。
彼はどちらかというとおとなしいタイプの男の子だった。
設計室ではそれほど笑ったりすることも無かったのだけど、
今日はやたらと機嫌が良かった。
そんな彼の上機嫌なのを見ていて嬉しくなる。
会社を離れた時、僕は彼にとって一緒に飲んで楽しい仲間になっているのだ。
それが嬉しいのだよな。
彼は上機嫌で飲みすぎてしまう。
町田駅でタクシーに乗せようと思ったのだが、
それもかなわないほど酔って寝てしまう。
タクシー乗り場の前で寝てしまった彼。
途方にくれていたが、他の部署の同僚が車で迎えに来てくれた。
なんか、大変なんだけど、いい雰囲気の夜だった。