広島のホテルで起床。
現場と連絡をとって今日は休みになる。
東京でリハがあったけど、戻れる時間じゃないよなぁ。
ホテルの窓から外を見ると雨の降りそうな降らなそうな・・・
ってチェックアウトはしないとどうにもならないのでとりあえずホテルを出て広島駅に向かう。
なんとなく電車で呉に行ってみる。
聞いたことのある地名だから出かけた。
なんとなくヤクザのイメージがある(笑
広島から電車で1時間ほどの距離。
車窓から見える瀬戸内の海は昨日からの雨で霞んでいるが、それが山水画のように美しい。
呉の駅に着いた時にはちょっと晴れてきてくれた。
さてどうしようか悩んでいたら、大和博物館なるものがある。
とりあえず寄ってみることにした。
そこで得た情報は呉は戦争に備えて造船能力を確保するために作られた街で、
あの戦艦大和を作ったことで有名になったようだ。
戦争になって製造能力を上げるために溶接工などがたくさん集められたようだが、
無理して集めたために溶接のスキルはそれほど高いものでもなかったと想像する。
展示物の中にある人間魚雷みたいなものも溶接は素人としか思えないようなレベル。
そこまでして人を集めて兵器製造をしたんだということを感じた。
もちろん重要な部分は熟練工がやったんだろうなと思うんだけどね・・・
博物館を出てなんとなく歩きだした。
大型のクレーンが並ぶ方に行けば何か見えるかと思った。
大和のふるさとなんだな。
クレーンにも見飽きた頃、海側から山側に目を移してみると、興味深い街並み。
早速そちらに向かって歩き出す。
暮れの街は山と海に挟まれた狭い空間に人が住んでいるのだ。
道も当然狭い。
戦争当時はここにたくさんの人が住んで、そしてそれを支える街が栄えたのだろう。
しかし、その狭さには面白みと共に驚愕に近い感情を持った。
狭い空間にこれでもかと言うぐらいに家が建っている。
バリアフリーなんて言ってたらここには住めないのである。
一番驚いたのはこの看板。
一部の人は完全に川の中に住んでいるのである。
ここに住めば仕事がある。
そういう時代がここにはあったんだろうな。
造船街を抜けてさらに歩いて、半島のさきあたりまで歩く。
橋を渡れば隣の島に行けるがそろそろ疲れてきた。
眺めの良さそうな高台らしき地名があった。
この高台の側に老人ホームらしきものがある。
いい場所だなぁ。
高台を降りて、バスに乗り呉駅まで戻り、そこから岩国まで電車移動。
今日は広島でB'zのライブとおくだたみおのライブがあるらしい。
ホテルがどこもとれないので、またもや岩国でホテルを取った。
そんな仕事の合間の休日。