今日は久しぶりに国分寺のT’sに行きましたよ。
ここんところセッションに行ってなかったので、今年はちょっとあちこちに行ってみようかなー。
なんて思ってます。
その第1弾みたいなもんです。
でも、今日はまだ雪も残っててギター背負って行くのはおっくうだったので手ぶらで行く。
まあ、T’sのセッションは見学でも十分面白いからね。
つっちーさんや、よっしーさんなど常連さんがいらしてました。
いつのまにか毎週セッションで、ぜんぶ塩本さんがMCなんですねー。
つっちーさんにギター借りて一曲だけ参戦。
演奏はまあまあ・・・かな(^^;
お客さんは案外入っていて、カウンターに座ってたんだけど、
となり座ってた女性が呼び出された時に、
「あれ?その名前は・・・・」って思い出しました。
数年前に共演したことのあるボーカルさんでした。
あのころはもうどうだったか覚えていませんが、
今日はどうどうとバラードを歌っておりましたよ。
って、そのボーカルさんもこうやって言われるまで思い出せなかったようです。
「たしかそんな事もありましたよね、あの田舎の方で・・・」
そうそう田舎ですな(^^;
なんかみんなどんどん上手くなってしまって共演者が減ってゆくのぉw
んで、T’sのセッションを途中で抜けて、その後八王子に行く。
ゴン太さんとかんちゃさんがライブをやるという。
帰り道に寄れるから寄ってみるべー。
って軽い気持ちでお店に向かう。
お二人が参加したのは、っていうかサポートしたのは盲目のブルースマンでした。
そういえば、あの人こないだ栗の里に聴きに来てくれていたなぁ。
さて、3ピースの編成でどんな感じになるのかなぁって思ってたらびっくり。
この盲目のギタリスト、案外上手いんです。
そしてその弾き方がすべて指なんですけど、
「どうしてそんな弾き方するの?」っていうような弾き方。
ほとんどクラッシックの様なフォームなのです。
でも、実にいい感じにブルースなんです。
たぶん、想像するにこの方、先天的に盲目なんだろうと思います。
だから、他人が弾いている状況を見たことが無い。
もちろん譜面なんて見ることも出来ない。
音だけを頼りに自分の弾き方を発展させていったのでしょう。
パッセージが早くなる部分以外は独特のクラッシックのようなフォームなのです。
なんかすごく考えさせられました。
たしかに、駅なんかには目の悪い人向けのデコボコパネルが敷かれています。
とうぜんそういう物はとても重要なことなのですが、
こういった音楽や芸術を行う場合のガイドラインみたいな物って無いんだろうって思う。
たとえばブルース。
場末の酒場に入れ墨をした男達がハレーで集まってくる。
カウンターにはくわえ煙草で接客する「スマイル?100萬$だよ!」のおねーちゃん。
そんなイメージ、僕らはあたまに思い浮かべることが出来る。
でも、盲目の人は何をイメージしてその音を出しているんだろう?
盲目のギタリストが弾くブルースからは確実にそのイメージが伝わってくる。
無意識に足がリズムを刻む。
でも、考えるととても不思議な感覚。