会社で仕事の日。
そろそろ完成のマシン、今日から電気が入って動く予定だった。
明日は大阪から応援が来て、作動調整に入るのである。
しかし、夜になってもなぜか動かない・・・
エラーが出ているらしい・・・
大阪のメンバーから電話がかかってきた。
既に新横浜に到着しているらしく、今夜一緒に飲まないかという・・・
うーん・・・
頑張ってもらったけど、全く進展無し。
大阪のメンバーは既に厚木の呑み屋に入っている・・・
とりあえず本日の仕事は終わって、厚木に移動。
大阪のメンバーと呑み。
明日の仕事はそんなに出来ないかもしれないよなんて話をして、あとは雑談。
雑談の話題はやはり水島シールドの事故の話になる。
そして、被災したあの親方の話になる。
あの現場であんな事があったとか・・・
あの親方はこの世界ではほんとに有名人なんだよな。
うちのマシンもあちこちで使ってもらっている。
「俺が所長にコクドにしろって言ったんだ」ってのも本当かもしれないよな。
それにしても、みんな同じような事を言うのだが、
「情報を隠しているよな」
たしかにそうなのだ。
シールドマシンは通常一分間隔でデータを記録している。
画像のデータもある程度は残せるのである。
マシンがどういう状況にあったのか、全てを出して新聞に載せる必要はないが、
カッタトルクや掘進速度、排土ゲートの開度等がその事故発生前後で特に数値に変化が無いという情報を出すべきんなんだと思う。
まあ、一般の人が見てもチンプンカンプンだからっていうのもあるんだろうけど、
シールドに関係している人ならその情報で何が起こったのか、消去法で想定していくことはできると思う。
今の段階でこれだけ情報が出ない事に、同業者は苛立っているのである。
夜はカプセルホテル泊。